合気道小林道場 Aikido Kobayashi Dojo

ネパール大地震に対する義援金のお礼と報告

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本間館長に義援金を手渡す総師範

 合気道小林道場では平成二十七年四月二十五日(土)に発生致しましたネパール大地震に関しまして、五月一日より義援金の募集活動を行って参りました。
 各道場、傘下・交流組織の三百名を超す皆様からお預かりした心暖かい義援金は、およそ七十万円となりました。ご協力有り難うございました。指導部一同本当に感謝しております。
 お預かりした義援金は小林保雄総師範により、アメリカ・デンバーの亜範日本館の本間学館長に直接手渡されましたので、ご報告させて頂きます。以下、本間館長からの礼状を掲載させて頂きます。

合気道小林道場の皆様へ
亜範日本館 館長 本間 学

 亜範日本館は合気道小林道場より七十万円もの多額の義援金をお預かりしましたことをご報告しますとともに、厚くお礼を申し上げます。
 この義援金はネパールの子供達の心と体の回復を助けるプログラムのために使わせて頂いております。
 地震発生から七日後に、亜範日本館の支援によって、マスク二千五百、軍手四百、工事用ゴム手袋二百、イモディウム(下痢止め)百箱、抗生剤クリーム百箱、解熱鎮痛薬百箱が、ネパールの山奥の辺境地域の被災者の方々に届けられました。そして医療チームのため、テントとタープも数張届けました。
 全ての物資はタイとネパール国内で購入され、ネパール陸軍レンジャー部隊の指揮により直接届けられました。
 また、ネパールのレンジャー部隊の基地内には、水の浄化システムも亜範日本館のサポートにより建造され、付近の一万人ほどの住民のための新鮮で衛生的な水の供給源となっています。
 平時において、カトマンズのレンジャー部隊基地内に設置されたANTC(亜範ネパールトレーニングセンター)では、ネパール陸軍レンジャー部隊の基礎訓練プログラムの一環として、彼らに対して合気道の指導を行っておりますが、今回の地震発生以後、四百名以上の被災者の避難先となりました。
 現在、ANTCは、震災孤児に対して合気道を通しての心と体のケアを行うプログラムのための場所として使用されていますが、お預かりした義援金はこの震災孤児のためのプログラムの運営に使用させて頂いております。
 皆様の温かいご支援に深くお礼申しあげますとともに、今後もネパールの援助を必要としている子供達にすみやかに援助を届けることをお約束致します。

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プログラムに参加した子供達
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レンジャー部隊による炊き出し
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基地内に設置された水の浄化システム
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復興のため作業をする子供達
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合気道の講習
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本間館長と被災地の子供達

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